審美歯科・ホワイトニングとは
Cosmetic
審美歯科・ホワイトニングは、口内や口元の美的な面に重点を置いた歯科治療になります。そのため多くは公的な医療保険が適用されない「自費診療」(自由診療)となります。なお審美歯科やホワイトニングによる治療を希望する場合は、まず虫歯や歯周病の治療が優先されます。これらを終えてから口元のお悩みを解消するようになります。なお、ホワイトニングも審美歯科の一種です。
治療の対象となる方(例)
- 歯や銀歯を白くしたい
- 歯肉をピンク色に変えたい
- 歯の形をきれいに整えたい
- 歯並びを改善したい
- 金属アレルギーで悩んでいる など
当院で行う主な審美歯科の治療法
ホワイトニング
喫煙や飲食、服薬などが原因で着色してしまった歯を削ることなく、光照射やホワイトニング剤(主に過酸化水素)の力で歯を漂白していく治療になります。自宅で行うホームホワイトニングと歯科医院で行うオフィスホワイトニングがあります。どちらにしても一時的に知覚過敏が起きることがあります。なお、持続期間はホームホワイトニングで1年ほど、オフィスホワイトニングで半年ほどと言われています。
オールセラミック
素材が全てセラミックの被せ物(クラウン)及び差し歯で、天然歯のような透明感があります。プラークが付着しにくいのも利点です。金属アレルギーの方に最適で、また金属のように変色することもないので、前歯の治療に適しています。デメリットとしては衝撃に弱く、自費診療による負担額が大きいということがあります。
ラミネートべニア
歯に薄いセラミックを装着する治療法で、歯の色や形、隙間などを改善します。ホワイトニングより白く、歯並びのちょっとした修正であれば矯正をしなくても短期間で可能なこともあります。装着にあたり歯を削りますが、セラミックのクラウンよりもその量は少なく済みます。なお、食いしばる、歯ぎしりするといった行為をすることで、欠ける、割れるといった可能性もあります。
ハイブリッドセラミック
セラミック(陶材)とレジン(プラスチック)の成分を混ぜた材料で作られたクラウン(さし歯)で、セラミックの硬さとプラスチックの粘りを兼ね備えた被せ物です。オールセラミックよりも軟らかく、周囲の歯にダメージを与えにくいというメリットがありますが、透明感はやや劣り、プラスチックが含まれるので、口内の水分を吸収し、年数を経るに従って黄色く変色してきます。費用はオールセラミックより安価ですが、耐久性はやや劣ります。
メタルボンド
セラミックを金属のフレームに貼り付けたクラウンです。金属で補強してあるので耐久性があり、奥歯のクラウンやブリッジの治療によく用います。天然歯に似ているので仕上がりが美しく、プラークや色素が付きづらいのもメリットです。ただ、金属使用による見た目の悪影響、保険適用外による負担額の大きさ、金属アレルギーの方には不向きといったこともあります。
セラミックインレー
インレーとは詰め物のことで、セラミック製のインレーになります。白く透明感があるので、銀歯などと異なり、見た目が自然できれいな歯に仕上がり、口内が明るくなります。ただし耐久性が強くないので歯ぎしりなどで割れることもあり、自費診療なので負担額が大きくなります。